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白光真宏会 出版本部



神の満ちる星の話
 五井先生が語った地球と人類の未来図
高橋英雄 著
定価 1815円(本体1650円+税10%)送料250円
B6判 並製 224頁
ISBN 978-4-89214-216-1
地球人類は完成に向かって着々と塵あくたを削り取られ、祈りの光明のなかで真理以外のものはやがてすべて消えてゆく・・・・・。五井先生が語り説いたこの星の運命と世界平和の祈りの秘密を、一人の愛弟子が説き明かす。
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内容紹介

罪が離れてゆく

 五井先生は『白光への道』の中で「悔改めと把われの相違」を説いておられます。
 実例として、お釈迦さまとアングリマーラ(指鬘外道〈しまんげどう〉)のことをあげて、真に悔い改めたとき、その瞬間から、その過(あやま)ち罪はその人から離れてゆくのだ、と説いています。 「宗教的に、本体論的に考える」とおっしゃっています。

 宗教的に本体論的に考えるということはどういうことなのかと言うと、普通一般の人が自己と思っているものは、真実の自己ではなく、自己の想念なのだということです。
 肉体を自分と思い、想念を自分だと普通は思っています。 ところが人間の本体である自己、 真の自分というのは、想念ではなく、霊そのもの、神そのものというわけです。
「真実の自己には善も悪もない。すべて想念の中に善悪も、幸不幸もある」
 指髪外道と呼ばれた殺人鬼も、悔い改めたその日から、お釈迦さまは仏弟子として、罪を犯した外道とは全然別の人格として認められていたのだ、と先生はおっしゃるのです。つまり「悔い改めたその瞬間、その罪はその人から離れて消えてゆく姿として、その人の本体から離れてゆくのです」とおっしゃるのです。

 本当に悔い改めていない場合は、その間違った想念行為が、いつまでもその人の本体を包 んでいて、罪はその人から離れないことになるのだ、と言っています。

 「本体から離れてゆくのである」という言葉が、私にはとても新鮮で、そして力ある言葉、心の闇を吹き消す光の言葉に感じられました。
 悪かった、しまった、もう二度とこういうことはしまい、と心のなかで誓った瞬間、私の本体から罪は離れ、消えてゆくということです。最終的に自分の意識想念の中から、消滅、浄化させるために“消えてゆく姿”として、消えてゆこうとしている罪想念というものを、世界平和の祈りの中に投げ入れ、救世の大光明によってきれいに浄めてもらう、ということが私たちには必要です。 なぜかと言うと、消えてゆく姿!と言いながら、それにつかまって流されているからです。

 世界平和の祈りの中に投げ入れ、 救世の大光明によって処理してもらうことによって、消えてゆくものは完全に本体から離れ、再び自分に戻ってくることはありません。
 再び戻ってきた罪意識も、徹底的に世界平和の祈りの中に、 投げ入れつづける、ということをしていると、善も悪もない、いのちそのもの、光そのものの本体の自分が現われてくるのを、私たちは感じとることができるのであります。
 業想念の分析をして、いちいち自分を咎め責めることが、これで消えていって、サッパリするわけです。
 すべての苦悩は過去世の業想念が現われて消えてゆく姿、と割りきり、世界平和の祈りの中に投げ入れつづけることによって、原因はきれいに消えてゆくわけです。 そして自己の本体、善も悪もない神そのままの本体本心に、私たちは還れるわけです。悔い改めることが完全にできる、という道を五井先生はかく教えてくださったのでした。
  「第5章 輪廻転生と本体論」より

(目次)

序 文  

序 章  人類の大犠牲者

第1章  遠い星から来た者たち

第2章  ゆるしてくださるよ

第3章  食べることも神さまにまかせた

第4章  想いつづけに想う

第5章  輪廻転生と本体論

第6章  私を呼びなさい

第7章  悪がこの世にある理由

第8章  天意 不変

第9章  生ききることだ

第10章  人類を生み出した言葉の源

第11章  神界との約束 - 救世の大光明が輝くところ

第12章  自分をゆるし自分を愛す

終  章  神意識

あとがき



著者紹介

高橋英雄 (たかはし ひでお)
高校生の時、肺結核を発病。それが機縁で五井昌久先生に帰依。1954年、白光誌創刊。以来、白光真宏会の編集・出版に従事、編集長、出版局長、副理事長を歴任し、1999年退任。
さらに詳しく



序 文
ローマは一日にして成らず、という諺がある。 人もまたこの五十年、百年で完成するわけではない。 過去生(幾重にも重なった前世)の長い修練をへて、大成してゆく。
 今生で悟れなかったとしても恥ではない。未来を目指して、 人は大いなる可能性を完うすべく、切磋琢磨して励んでゆけば、大目的を達成できる。
 五井先生は、修行のために出家しなくとも、家庭を持ち仕事を持ちながら、現代人にできる道を開拓してくださった。

 私たちはその道を進んでゆけば、自分自身の救いを完うでき、その上、世界平和実現のためにもなる生き方ができる。
 その道は複雑難解なものではない。単純明快な道である。その志があれば、誰でも歩いてゆける道である。

 21世紀に突入した宗教、そして宗教者 (宗教を信じ行じている者)の、まず第一にしなければならないことは、地球とその人類を滅亡させてはならない、という一事にある。
 宗教宗派の勢力争いによって、人類を分断と諍いに誘い込み、互いに戦わせ、殺し合わせてはならない。それが人類をさらに大きな戦争へと巻き込み、そして人類の不調和な波動がもたらす天変地変によって滅亡へと向かわせることになる。
 幽界という、 潜在意識の奥にある人類共通の意識層に溜まった憎悪や恨みは、大きな塊となって人類と地球を飲み込もうとしている。
 目には見えないこの想念所行の波動を、宗教者がその神に、その仏に一心に祈って、神と一体となり仏と一体となって、汚れきった波動を浄め去らなければならない。
 宗教組織の維持とか、教えの普及は二の次である。 五井先生はすでに肉体界を去ったが、今も地球と人類の将来を憂え、神々仏如来とともに大いなる光明を尽十方に放ち、救世の仕事をしていらっしゃる。 世界人類が平和でありますようにーこの祈りに全身全霊を込めている。
 私たちはそれを知って、この一行の平和の祈りにいのちを込め、すべてのエネルギーを注き入れて折っている。
 時間はたいへんかかるけれど、かくしてローマはなり、世界人類の平和は達成されるのである。
平成二十九年三月
髙橋英雄

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