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白光真宏会 出版本部



立ち読み - 果因説 - 意識の転換で未来は変わる

神人と果因説の生き方
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消えてゆく姿で世界平和の祈り
人は一般に、自分の不幸な状況、貧乏な体験を誰かに語りたいものです。語りたければ語ってもよいのですが、語りっ放しはよくありません。語ったならば、必ずその語ったマイナスの言葉を消さなければなりません。
この消す行為こそが“消えてゆく姿で世界平和の祈り”なのです。
今、自分が語った否定的な言葉を世界平和の祈りの中に投げ入れることにより、自分の心が救われ、また、語った相手の心の中にも、いつまでも残らないのです。自分も人も、その瞬間は、世界平和の祈りの神の大光明のひびきの中に住しているのです。
世界平和の祈りのひびきとは、無限なる調和、幸せ、平安、喜び、癒しそのものです。
人の中には、自分の苦しみや悲しみ、不調和の状態をまるで自慢するように語りつづける人がいますが、それは、真理を知らない人です。そのように苦しみや不幸を語りつづけることで、その状態がいつまでも終わることなく続き、そこから脱け出せなくなるのです。
なぜならば、否定的な言葉を飽きもせず、繰り返し繰り返し語りつづけているからです。そこに世界平和の祈りも消えてゆく姿の真理もないため、その否定的な言葉の繰り返しにより、さらに否定的な状況が強化され、固定化されてゆくのです。
ですが、真理が判っている人々は、苦しみや不幸の言葉を語っても、即、消えてゆく姿で世界平和の祈りに投げ入れてゆきます。さらに真理を深く理解している人々は、否定的感情想念を人に語らずに、自らの祈りの大光明の中に入れてしまいます。そして、今の自分の苦しみや不幸、悲しみや痛みの状況の中からさえも、ほんの少しの幸せや喜びを見出し、それらを人々に語りつづけるのです。
それを繰り返すことにより、今までの苦しみや不幸、嘆きや痛みは、知らないうちに薄れてゆくと同時に、幸せや喜びが強化され、現実化されてゆくのです。
それはそうでしょう。自らの苦しみや不幸の状況を自らにも語らず、人にも語らなければ、真理の法則により、それらの否定的な状況は強化されずに済むのですから。それどころか、自らの苦悩の状況の中からほんの些細な幸せや喜びを発見し、強化しつづけてゆくため、幸せや喜びが固定化されてゆくのです。

神人と果因説の生き方
人間は、いかなる不幸な状況においてさえも、幸福を前提とし、健康を前提とし、豊かさを前提として語りつづけてゆくならば、必ずその語りつづけた通りの状況を自らが創造してゆけるのです。
人類は、その真理を知らなければなりません。その生き方こそ果因説の生き方です。
果因説とは、たとえ現在、因果律によって最も不幸な状況にあろうとも、その中で人類の偉大なる魂の存在(人類即神也)を認識して生きる術です。
我々が最後に行き着く地点であるべき幸福を前提とし、平安を前提とし、永遠なる生命を前提とし、我即神也を確信として語りつづけるならば、必ずその語りつづけた通りの状況をつくり出してゆくのです。それが宇宙の法則でもあります。
故に神人は、常に光明一念の言葉のみを語りつづけているのです。そして感謝行を行ない、印を組みつづけているのです。
神人たちは、世界最高の生き方を世に示しつづけています。そして、宇宙の法則の通り、完全なる光り輝く神の姿が自らの上に顕現されてくるのです。
さらに、我々神人が常に幸せで、感謝の言葉を語りつづけてゆくならば、我々の周りで我々の言葉に耳を傾ける人々の心の中に、少しずつ光明思想が波及していくのです。
人類のほとんどが不幸を語り、戦争を語り、病気を語り、貧困を語りつづけている中にあって、我々は常に果因説によって生きつづけているのです。
今日に至っても、人類の大半がマイナスの言葉を使いつづけ、その状況を強化しつづけているのは、少しも変わりません。そのため、我々神人は、たとえ今、いかなる状況に立たされていようとも、究極の真理“人類即神也”の大前提のもとに、調和、幸福、健康のみを語りつづけているのです。
このような神人たちが今、地上に存在しなかったならば、二十一世紀もまた、二十世紀と同じく、否定的な言葉によって戦争、貧困、病気、飢餓等といった否定的状況がつくり出されてゆくのです。
故に、神人たちの存在は、実に尊いのです。神人一人一人が考えている以上に重要な任務を負っている、偉大な存在なのです。
もっとも、神人一人の存在は、その神人の周りに少しずつ、人類即神也の生き方を芽生えさせる種を蒔きつづけているのです。これにより、マイナスの思考、想念、言葉、行為は浄められていくのです。
人は無意識に自分のことを語りますが、その語ったことは、他者の心の中に形成されつづけていきます。自分の語ったことがそれほど影響力のあるものだという事実を知らなければいけません。それは二十世紀の否定的な想念の波及を見れば明らかでしょう。
神人のように、人類に先駆けて人類即神也を宣言し、印を組みつづけていると、自分の周りから人々の否定的な生き方が転換されてゆくのです。



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