本書は、「白光(白光真宏会の会員向け機関誌)」の2008年11月号から2009年10月号にかけて掲載された、本会会長代理・西園寺由佳の法話をまとめたものです。消えてゆく姿で 世界平和の祈り、統一、地球世界感謝行、光明思想徹底行、印、マンダラ、果因説……こうした数々の白光の教えが、著者の目を通して、体系的にやさしく紹介されています。
本会創始者である故・五井昌久先生が「世界平和の祈り」を提唱されたのは、今から 五十年ほど前のことです。五井先生は、戦後間もない日本において「自分や家族の幸せを願ってもいい。欲しいものを願ってもいい。でも、そのお願いの最後に、世界人類が平和でありますように、という祈りを付け加えなさいね」とやさしく説かれ、個人だけでなく人類も幸せになる道(個人人類同時成道)を示されました。
この折りを続けるうちに、 白光メンバーは“人類の幸せの中に個人の幸せも含まれているのだ”と気づきはじめます。人類の幸せを心から祈れる嬉しさ、それは本心の喜びです。こうして一人一人の意識は高まり、 広がってゆきました。
そして時の流れの中で、真理を深めつづける白光メンバーの歩みとともに、白光真宏会の教えもまた、核心は変わることなく進化してゆきました。 真理を知ることと、 自分を知ることは一つ個人と人類が幸せになる白光の教えは、今も現在進行形で深まり、世界中へと広がりつづけています。
本書は、白光メソッドをお知りになりたい方、教えの基本を再確認したい方に、ぜひ お読みいただきたい一冊です。なお、巻末には白光メソッドの基本である世界平和の祈り、人間と真実の生き方、地球世界感謝行の言葉、光明思想の言葉、我即神也の印、人類即神也の印の組み方も参考資料として収録しています。
2011年1月
白光編集部
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