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白光真宏会 出版本部



立ち読み - 老子講義

講義のはじめに
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老子という人程不思議な人はいない。何時生れて何時死んだのか、どんな書物を読んでも、はっきり書いてあるものはない。孔子よりもはるか昔の生れであるように書かれてあるかと思うと、孔子と同時代にも存在していたようだし、もっともっと後年にも生存していたような事実も伝わっている。
或る説では、八十二歳で母の胎内を出た、という、超現実的なことも云われている。これは要するに、老子が人間の形としてこの世に存在していた期間の自由自在な掴みどころのない現われ方が、種々の伝説となって伝わってきているのであろう。
最近その老子が、私の霊体の中に合体してきて、今日まで全くと云ってよい程判らなかった老子の相(すがた)がはっきりしてきたのである。老子の相(すがた)を一口にして云えば、永遠の生命そのままの人である、ということである。
永遠の生命が時折り、忽然として人間の姿を現わして道を説いた、という、そういう云い方でしか老子の出現を説明しようがないのである。
空々寂々、空寂々、自由無礙の生命の流れをそのまま現わして道を説いた老子の姿が、今私の心の中で生き生きと輝いている。そこで私は老子の心を序々に伝えてゆきたいと思い立って、このペソを取ったわけなのである。
老子の言葉を一章から八十一章まで伝えていたのでは大変なので、抜き書き的に説明してゆきたいと思う。


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